美しく仕上げるための制作のポイントをまとめました
1.事前準備
ボンドで手が汚れたら
おしぼり(ウェットティッシュ)を用意して、包んだパーツが汚れてしまわないよう手が汚れたら拭きながら進めます。
”おしぼり”は、ハンドタオルなどでOK。
固く絞らず、水分を多めに湿らせた状態にしておきます。
2.下準備
線の書き間違いに注意!
パーツ同士を組み合わせる際に必要なのりしろを残すため、ウレタン付きボール紙を布でくるまない箇所があります。
くるまない箇所には線を書きます。書く場所を間違えると組み合わせできなくなるので注意が必要です。
ウレタン付きボール紙にパーツの記号を書き写す際の注意点
記号は指定の【パーツ内】に書いて下さい。
パーツの外に記号を書くと、ボール紙からはずした際わからなくなります。
3.布(和紙)に貼る
布(和紙)は、のりしろを残して配置します
裏紙をはがす前に布(和紙)の上にパーツを仮置きしておき、大きいパーツから貼っていくとのりしろが確保しやすいです。説明書に記載されている図を必ず見て仮置きして下さい。
ウレタンを誤って布(和紙)の表(柄がはっきりしてる方)に貼ってしまった
万が一貼ったパーツが使えなくなった場合を考慮して、端材は捨てずに取っておき、同じパーツを形作って対応します。
4.部品をくるむ
布(和紙)がうまく切れない
ご家庭にある一般的なはさみの場合は、はさみの刃の奥で切ります。
※はさみの奥で切る際は、終点が見えにくく、切りすぎてしまう場合があるので注意が必要です。
※よく切れるはさみ(クラフトチョキ)の使用をオススメします。
ボンドの加減がむずかしい
薄くつけて乾きそうぐらいが良い加減です。量が多いと布の表面についてしまいます。
ボンドがパーツの表面についてしまった
乾く前ならおしぼりまたはウェットティッシュで丁寧に拭き取ります。
※ただし、ちりめん布は水気に弱く縮むので先にご説明する必要があります。
乾いた後は、つまようじやあればセロハンテープでとると、多少とれる事があります。
仕上がりを左右する綺麗にくるむコツ
(1)パーツの形が綺麗に出るように布(和紙)を引っ張り、親指の腹を使ってくるみます。(周囲を引っ張っても中央のウレタンは潰れません。)
(2)くぼみのある部分は目打ちや爪などを使って輪郭を鮮明に出します。角を鮮明にだすと仕上がりが美しくなります。
※和紙の場合のくるみ方のコツ
パーツを貼ったら和紙にボンドをつけ、水分が浸透するのを待ってからくるむと紙が柔らかくなり、くるみやすくなります。
白い布、濃い色の布をくるむ時
白い布、濃い色の布は汚れやすいので、指先の汚れとボンドのノズルの汚れやついた繊維をおしぼりまたはウェットティッシュでこまめにふき取ります。
のりしろ部分が狭くなった
ちりめん布であれば、布を引っ張りながら貼ります。
※引っぱるとウレタンが多少つぶれてしまいますが、仕上がりに影響はありません。
※ボール紙が薄いため、角がつぶれないよう注意します
くるまなくていい箇所をくるんでしまった
目打ちでくるまない箇所をはがし、元に戻します。
ボール紙が多少はがれてしまっても問題ありません。
金襴布が硬くて布がパーツにくっつかない
・布押絵用強力ボンドを使用すると作りやすいです。
※布押絵用強力ボンドがない、もしくはくっつきが弱い場合
・あれば重しを乗せて押さえます。または洗濯バサミで固定します。
・アイロンがあれば、熱を加えると接着しやすくなります。
5.組み合わせる
目玉をつける所が難しい
目玉の仮置きをしてから、置きたい所に爪楊枝で少量のボンドをつけ、目玉を貼ります。
6.ハプニング対処法
付属パーツをなくしてしまった(予備も無し)
余った端切れなどを利用して、代用のパーツを用意したりと臨機応変な対応を心がけます。完成するまで端材はとっておきましょう。
「オリジナルの作品ができますね」などのポジティブな言葉をかけてあげることで、不安を取り除き、満足度を高められます。